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院長ブログ

PLDD vs. PELD

2014.04.24

椎間板ヘルニアの治療として、従来行われていた標準術式はLove法と呼ばれ、直接病巣にメスを入れてヘルニアを取り除く体への負担が大きいもので、全身麻酔と数週間の入院が必要でした。治療の合併症も相応に発生するため安易に治療に踏み切れないという欠点もありました。現在では、内視鏡手術やレーザー手術など体に優しい低侵襲の治療が普及しており、椎間板ヘルニアの治療も短期入院や日帰りでの実施が可能となっています。
北青山Dクリニックで現在実施している椎間板ヘルニアレーザー治療(PLDD/ percutaneous laser disc decompression :経皮的椎間板レーザー減圧術)は中でも最も体への負担の小さい治療法です。針の太さよりも細いレーザーファイバーを用いて治療しますので、局所麻酔かつ日帰り(在院時間は1~2時間)で治療が可能で、手術による合併症が最小限であるのが最大の利点です。欠点としては自費診療のため治療費負担が相応に必要なのと重症例には治療効果が期待できない点です。しかし、有効な治療が受けられずに長い間痛みやしびれに苦しんできた方、長期間の入院ができずに治療に踏み切れなかった方、手術後症状が再発し再手術ができなかった方などに対して、この低侵襲治療PLDDで効果が得られた例が後を絶ちません。もちろんPLDDは万能ではないため、その治療適応ではない方が相応にいらっしゃいます。しかし、椎間板ヘルニアの症状に悩みながら諸々の理由で治療が受けられていない方が最初に実施できるか検討すべき低侵襲の根治的治療がPLDDだと言えるでしょう。
最近では、内視鏡手術(PELD/ percutaneous endoscopic lumbar discectomy: 経皮的内視鏡下椎間板摘除術)も進化して、PLDDほど低侵襲ではありませんが7㎜程度の小さい切開をして(PLDDは切開不要)内視鏡を患部に挿入し専用の手術器具を用いて椎間板ヘルニアを取り除く治療も普及しております。あたかもPLDDを超えた最先端治療であるかのように表現されることもありますが、体に加わるダメージはPLDDに比べると大きいと言わざるを得ません。術中後の出血のリスクもあります。しかし、内視鏡により肉眼で直接確認しながらヘルニアを除去できるので中等症以上の椎間板ヘルニアに対しても治療効果が期待できる点がPLDDより優れる点です。ただし、PELDでも対応できない重症例もあります。その意味では万能ではありません。
北青山Dクリニックは、椎間板ヘルニアの形態や大きさ、発症部位、椎体の変形の度合い、今までの経過・治療歴などを総合的にとらえて、PLDDが可能か否か、最善の治療法は何かを慎重に判断しています。当然、治療を受ける方の希望を尊重した上で治療法を提案し、患者さんと相談の上適切な治療を実践しています。
椎間板ヘルニアのつらい症状に長らく苦しみながら適切な治療が受けられずにいる方は、複数の治療法の中で最も低侵襲な(体に優しい)PLDD治療をまず検討すべきであると考えています。どうぞお気軽にご相談ください。

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